【就職/転職】エンジニアに資格は必要なのか・おすすめ資格
この記事でわかること
  • (職種別)エンジニアに資格は必要なのか
  • インフラエンジニアにおすすめの資格
想定する読者の例
  • 未経験からインフラエンジニアやその他エンジニアを目指したい方
  • インフラエンジニアとしてスキルアップしたい方

本記事では、インフラエンジニアを目指す方やスキルアップをしたい方向けに、インフラエンジニアに資格は必要なのか、必要であればおすすめの資格は何なのかをまとめます。

未経験者を中心に、インフラエンジニアのスキルを身に付けたい方は参考にしていただければ幸いです。

エンジニアに資格は必要なのか

早速本題について、自身の体験を踏まえて記載します。

エンジニアの職種にもよりますが、基本的には実務経験が最重要です。
これはどの企業でも揺るぐことはないかなと思います。

次点でポートフォリオが重視されることもありますが、資格で判断されることはあまりないと思います。

ただし、未経験や新卒/第2新卒などでは、資格を持っていることで知識や頑張りに対して、評価されて有利になる場合があります。

ここからは職種別に説明していきます。
ちなみに、インフラエンジニアは細かく見ると職種が複数ありますが、インフラエンジニアの種類に興味がある方は以下記事をご覧ください。

フロントエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニア(バックエンドエンジニア)

フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニア(バックエンドエンジニア)は、特に資格で判断されることはないと思います。

実務経験やポートフォリオが、特に重視されます。

プログラミング系の資格として、Ruby技術者認定試験やPython3エンジニア認定基礎試験などもありますが、それらが重視されたという話は、少なくとも私は聞いたことがないです。

資格ではなく、プログラミングコンテストやAI/データサイエンティスト系のKaggleの実績などは、プラスの材料になることがあると思います。

インフラエンジニア

インフラエンジニアも実務経験が最重要なのは変わりないですが、ポートフォリオはインフラ部分だけではサービスや視覚的に見せずらいこともあり、資格も判断材料になることはあると思います。

それが強く出る例として、オンプレミスメインのネットワークエンジニアやサーバーエンジニアについては、Cisco機器やLinuxを扱う上で、ベンダ資格が業務に強く関連することが多く、資格で有利になる場合があります。

それでいうと、AWSやGCPを使うクラウドエンジニアにも同様のことが言えますが、未経験からクラウドエンジニアになるパターンはあまりなく、実務経験必須としているところも多いため、何ともいえないところだと思います。

ちなみに、フリーランスの場合も実務経験が最重要ではありますが、就職/転職と違って採用までの面談に多くの時間を割かないため、資格が有利に働くこともあると思います。

以上のことを踏まえて、本記事ではインフラエンジニアをメインとして、役に立つ資格・必要な資格を紹介していきます。

資格の大分類

インフラエンジニアに役に立つ資格の紹介に入る前に、簡単にですが資格は大きく分けて2種類あります。
※記載している特徴は、全ての資格に当てはまるわけではありません。

資格の大分類
  • 国家資格
    -受験料が比較的に安い。
    -資格の有効期限がないものが多い。
  • ベンダ資格
    -受験料が高い。(中には7万円程度のものもあり)
    -資格の有効期限があるものが多い。

インフラエンジニアで役に立つ資格

IPA資格(基本情報技術者・応用情報技術者など)-国家資格

未経験者や新卒/第2新卒向けにはなりますが、最低限のIT知識を証明するためには、IPAの国家資格である基本情報技術者やワンランク上位の応用情報技術者がおすすめです。

ITの幅広い分野が試験範囲とされており、初心者の登竜門としてはとても良い資格だと思います。

基本情報技術者と応用情報技術者の取得のための勉強方法については、以下記事にて紹介しておりますので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。

ちなみに、応用情報技術者より上位の高度資格として、ネットワークスペシャリストや情報処理安全確保支援士(旧セキュリティスペシャリスト)もあります。

ただ、ここまでいくと試験特性を理解して回答する問題が出てくるため、無理して取得するものでもないかなと思います。

私は、ネットワークが好きだったこと・資格名がカッコいいことが理由で、ネットワークスペシャリストは取得しました。
以下に体験を踏まえた効率の良い勉強法を記載していますので、興味があればご覧ください。

AWS認定資格・Google Cloud認定資格・Microsoft認定資格(Azure)-ベンダ資格

オンプレミス専門でない場合は、インフラエンジニアとしてクラウドを使うことはほぼ必須なため、3大クラウドであるAWS・GCP・Azureの認定資格がおすすめです。

どのクラウドにするかは、就職・転職する企業や自分が軸にしたいもので良いと思いますが、基本的にはAWS、次点でGCPにしておくのが無難かなと思います。

なぜAWSをおすすめするかというと、トップシェアであること・扱っている企業が多いことが理由です。

ただし、いずれかのクラウドが使えれば、他も基本的な仕組みはほとんど同じで、操作が異なる程度の差(厳密には違いますが)なので、どれでも良いかと思います。

初心者向けのAWS学習やAWS認定資格の効率的勉強法は、以下記事にまとめております。

Cisco技術者認定資格(CCNA・CCNPなど)-ベンダ資格

オンプレミスのNW機器をメインで扱うネットワークエンジニアを目指す方は、Cisco技術者認定資格であるCCNA・CCNPがおすすめです。

Cisco機器を扱う現場であれば、ネットワークの知識やネットワーク機器の設定・操作、コマンドなど、実務で使用するスキルを身に付けることができます。

CCNA対策として、おすすめの教材を以下に紹介いたします。
ネットワーク機器の操作・設定は、実際に操作しながら学ぶことで実践的なスキルが身に付くため、動画教材で手を動かしながら学ぶことがおすすめです。

【完全版】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerのハンズオンも完備!) icon

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udemyから引用

Linux Professional Institute Certification(LPIC)-ベンダ資格

オンプレミスのサーバをメインで扱うサーバーエンジニアを目指す方は、Linuxの資格であるLPICがおすすめです。

サーバのOSとして、WindowsよりもLinuxが使われている場合が大半を占めるため、Linuxの仕組みや設定・操作、コマンドなどを学ぶことで、サーバーエンジニアとして実務で使用するスキルを身に付けることができます。

Linuxを0から学ぶおすすめの教材として、以下を紹介いたします。
CCNAと同様、Linuxの操作・設定は、実際に操作しながら学ぶことで実践的なスキルが身に付くため、動画教材で手を動かしながら学ぶことがおすすめです。

もう怖くないLinuxコマンド。手を動かしながらLinuxコマンドラインを5日間で身に付けよう icon

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Udemyから引用

初心者向けのLinux学習の詳細やLPICの効率的勉強法は、以下記事にまとめております。

(参考)TOEICなどの英語系

エンジニアとしての技術スキルとはずれますが、上位レベルのエンジニアになればなるほど英語力は求められます。

理由としては、新しい技術や世界的な文書などは英語で書かれているものが多く、最新技術を追う上で英語を読む場面が多いためです。

ただし、初心者向けには必要とならないため、職場で求められる等でなければ優先度は低めで良いと思います。

インフラエンジニアとしてのスキルが学べるスクール・学習コース

ここまでおすすめ資格の紹介や独学で学ぶための教材や記事を紹介しましたが、一人で学ぶことが苦手でスクールを利用して学びたい方向けに、以下にインフラエンジニアとしてのスキルが学べるスクールを紹介いたします。

RaiseTech(レイズテック)

AWSフルコース:AWSを現場で通用するレベルまで学習するコース
・16週間のカリキュラム
・月々18,667円(税込)~

特徴
  • Ruby+AWSでのWEBアプリケーションの開発を学ぶことができ、環境構築をプログラムで自動化するIaC(Infrastracture as Code)も学べる。
  • 開発の効率化を図るためのCI/CDツールについても学べる。
  • 2週間の全額返金保証

Winスクール

win-school-infra

■講座例
AWS基礎&ネットワーク・サーバー構築+データベースコース
・90分×54回(81時間)
・受講料:418,000円(税込)

ネットワーク構築&サーバー構築コース
・90分×28回(42時間)
・受講料:237,600円(税込)

クラウドシステム構築(AWS&Google Cloud Platform)
・90分×14回(21時間)
・受講料:127,600円(税込)

Rubyプログラミング(24回)
・90分×24回(36時間)
・受講料:178,200円(税込)

特徴
  • 多数の講座から目的やスキルに会った最適なものを組み合わせて学べる。
  • 受講生の9割以上が未経験であり、未経験者でも学びやすい。
  • オンラインレッスンの方には授業で使用するノートPCを追加料金なしで貸与される。
  • ビデオ教材ではなくオンライン上での直接指導であり、オンラインでも対面と変わらず「個人レッスン」で学べる。

最後に

今回は「エンジニアに資格は必要なのか・インフラエンジニアにおすすめの資格」について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。

AWSやLinuxなどを学びたい方は、以下記事もご覧ください。