- AWS認定とは何か
- AWS SAAを取得するメリット
- 合格後の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書
本記事は、AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)に2週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性のあると考えております。AWS SAAを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。
短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。
SAA取得前に、AWSを0から学びたい方はおすすめの参考書やUdemyを以下記事で紹介しております。
良ければこちらも参考にしていただければ幸いです。
本記事では、AWS初心者の方向けにおすすめの参考書や動画教材を紹介します。AWSを0から学びたい方、AWSをなんとなく知っているけど構築したことがない方は、参考にしていただければ幸いです。
AWS認定とは何か
AWS認定とは、AmazonのクラウドサービスであるAWSの知識・技術力を認定する資格です。
AWS認定は12種類あります。(2023年2月現在)
SAA(ソリューションアーキテクト-アソシエイト)はAWS認定の中で最も知名度が高い資格です。
本記事では、このSAAについて記載していきます。
- 問題数・・・65問
- 問題形式・・単一選択/複数選択
- 試験時間・・130分
- 受験料・・・15000円(税別)
- 合格点・・・1000点満点中の720点(最低点は100点)
- 合格率・・・非公開
難易度については、実務未経験でも1,2か月あれば取得できるレベルだと思います。
暗記ゲーとも言えなくもないですが、試験範囲が広く、ちゃんと理解していないと解けない問題が多いため、実際にハンズオン等でAWSに触れておくことをおすすめします。
AWS認定(アソシエイト資格)の試験内容
AWS認定のアソシエイト資格について、大まかな内容を以下に記載します。
私の受験時の感想が含まれているため、詳細な試験範囲についてはAWS SAAのページをご参照ください。
- SAA・・・アソシエイト資格の中で試験範囲が一番広い。AWSの様々なサービスを広く浅く問われる。問題文・選択肢の文章が長く、個人的には勉強も試験を受けるのも一番苦痛だった。
- DVA・・・アソシエイト資格の中で試験範囲が一番狭いと思う。コミット・ビルド・デプロイなど開発系の部分が多く、IT知識がないと難しい印象である。問題文が短めで知識ゲー暗記ゲーのため、アソシエイト資格の中では一番簡単だと思う。
- SOA・・・ラボ試験(実務試験)が追加されて、実務未経験だとアソシエイト資格の中で間違いなく最難関である。試験範囲も深さもSAAとDVAの間ぐらい。
アソシエイト資格のどれを受けるべきかと言うと、知名度を考えてSAAを取得するのが最も有用だと思います。
AWS SAAを取得するメリット
- AWSはクラウドサービスの中でトップシェアであり、様々な場面で知識が有用である。
- AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
- 知名度が高く、転職に有利である。(実務未経験でも就職できる可能性あり)
転職時に有効活用できる資格や資格が役に立つ分野があると思いますが、インフラエンジニア/クラウドエンジニアでは、資格が有用でありAWS認定資格の取得はとても有効です。
理由として、インフラエンジニア/クラウドエンジニアはポートフォリオ(成果物)を準備することが難しく、準備している人も少ないため、スキルの有無を判断するために、資格は大きな判断材料になるためです。
逆に、Webエンジニアやアプリ開発等への転職時には、ポートフォリオがあることが当たり前のため、資格はあまり意味がないと思います。
エンジニアに資格は必要なのかについては、以下記事にまとめておりますので興味があればご覧ください。
本記事では、インフラエンジニアを目指す方やスキルアップをしたい方向けに、インフラエンジニアに資格は必要なのか、必要であればおすすめの資格は何なのかをまとめます。 未経験者を中心に、インフラエンジニアのスキルを身に付けたい方は参考にしていただければ幸いです。
合格後に思う最高効率の勉強方法・おすすめの参考書
まず基本的にどの資格でも同様の勉強法ですが、おおよその勉強の流れは以下が良いと思います。
- 参考書(動画教材でも良い)で試験範囲をざっくりと理解する。
- 問題集を1周する。
- 参考書を確認しつつ、問題集を何周も繰り返す。
AWS SAAでは実技試験はありませんが、AWSの実際の画面や操作がわかっていないとイメージしづらい問題もあるため、 ハンズオンにて実際にAWSに触れながら学ぶ方がおすすめです。
ただし、ハンズオンは時間がかかるため、資格取得だけが目的であれば問題集をやり続けるだけでも合格は出来ると思います。
合格後に思う最高効率の勉強方法
- 「AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版」等の参考書を1周流し読みする。
- (ハンズオンをやるなら)「Udemyの動画教材」を実施する。
- 問題集である「WEB問題集で学習しよう(通称小岩)」を#80~最新まで1周解く。
- 問題集を何周も解いて、わからないところは参考書・blackbeltを読んで理解を繰り返す。
- 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。
おすすめの参考書
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版」がおすすめです。
AWSの基本的なサービスはある程度網羅出来ていて、図もあって読みやすいです。
ただし、最初から一言一句理解していこうとすると難しくて続かないと思います。
なので、1周目は軽く流し見して大枠を理解する程度で良いと思います。
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書
私は使用していませんが、「(模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応」も良いと言われています。
上記のどっちの参考書がいいかは好みだと思うので、読みやすい方で良いと思います。
要点整理から攻略する 『AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト』
2023/2/4追記
2023/1/26に新しく「要点整理から攻略する 『AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト』」が発売されました。
このシリーズは、私はANSやSCSなどのAWSスペシャリティの勉強の際に使用しており、深い内容まで記載されていてこれ1冊で認定に必要な知識は身に付くと思います。
おすすめの動画教材(Udemy)
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
ハンズオンもやる方は、Udemyの動画教材である「【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座」がおすすめです。
SAAの動画教材の中でもとても有名であり評価も高いです。
実際に私も使用しましたが、サービスごとにAWSの操作がわかり、理解が深まりました。
参考書での勉強時のアドバイス
参考書を用いて勉強する際に、ノートにまとめる等をする方もいると思いますが、非効率なためおすすめしません。
少し書いて覚えたり、試験前の振り返りように間違えた箇所をまとめるなどの簡易なものなら良いと思いますが、1度書いて確実に覚えれるものでもないと思いますし、何度も読む方が効率的にインプット出来るかと思います。
ノートにきれいにまとめると勉強した感が出たり、理解できた気になりますが、結局頭に入っておらずきれいにまとめた時間が無駄になることが多いです。
※これは賛否両論あるため、あくまで私の意見です。
おすすめの問題集
WEB問題集で学習しよう(通称小岩)
「WEB問題集で学習しよう(通称小岩)」がおすすめです。
問題が試験問題にとても近く、同じような問題が出題されることもあります。
解説も丁寧に書かれており、1問1問理解しつつ進めることができます。
また、操作性も良く、スマホさえあればいつでも気軽に取り組めるところも良かったです。
問題集での勉強時のアドバイス
問題集の1周目は全然解けないと思います。
しかし、解説を読んで意味を理解した上で何度も繰り返していけば理解は出来ていくので心配しないで大丈夫です。
最初の1周目が一番辛いですが、そこを乗り切れば2周目以降は楽になります。
勉強慣れしている人であれば当たり前のことかとは思いますが、2周目以降では間違えた問題をメモしておいて、3周目・4周目では間違えた問題だけを解くようにすれば効率が良く苦手なところを学習することができます。
必要な勉強時間
勉強時間は受験勉強やどの資格においても気にする方が多いのですが、特に何時間とかはないです。
人によって元々の知識・得意な分野・暗記の得意不得意などがあるため、明確な時間はわかりようがないです。
強いて言うならば、上記記載した勉強法で問題集の内容を90%以上理解するまでの時間です。
勉強において、時間よりもゴールを意識した方が勉強効率も高くて良いと思います。
独学が苦手で資格対策講座を受講したい方は
ここまで独学で学ぶための動画教材や参考書を紹介し、個人的には独学でも取得可能な資格だと考えておりますが、一人で学ぶことが苦手でスクールを利用して学びたい方向けに、以下にSAAの対策講座のあるスクールを紹介いたします。
Winスクール
AWSソリューションアーキテクト-アソシエイト資格対策:クラウド環境を設計・構築・運用するにあたっての知識を習得しながら、AWS認定資格である「ソリューションアーキテクト-アソシエイト」の取得を目指す講座
・90分×18回(27時間)
・受講料:188,100円(税込)+入学金:19,800円(税込)+教材費:4,400円(税込)
- 多数の講座から目的やスキルに会った最適なものを組み合わせて学べる。
- 受講生の9割以上が未経験であり、未経験者でも学びやすい。
- オンラインレッスンの方には授業で使用するノートPCを追加料金なしで貸与される。
- ビデオ教材ではなくオンライン上での直接指導であり、オンラインでも対面と変わらず「個人レッスン」で学べる。
まとめ
- AmazonのクラウドサービスであるAWSの知識・技術力を認定する資格である。
- AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
- 知名度が高く、クラウドエンジニアにおいて転職に有利である。
- 「AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版」(参考書)を1周流し読みする。
- (ハンズオンをやるなら)「Udemyの動画教材」を実施する。
- 「WEB問題集で学習しよう(通称小岩)」(問題集)を#80~最新まで1周解く。
- 問題集を何周も解いて、わからないところは参考書・blackbeltを読んで理解を繰り返す。
- 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。
他のアソシエイト資格であるAWS DVAとSOAを取得したい方、またはAWSを0から始めたい方は、以下の記事をご覧ください。
本記事は、AWS DVA(デベロッパー)に1週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性のあると考えております。AWS DVAを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。
本記事は、AWS SOA(SysOpsアドミニストレータ)に2週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性のあると考えております。AWS SOAを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。
本記事では、AWS初心者の方向けにおすすめの参考書や動画教材を紹介します。AWSを0から学びたい方、AWSをなんとなく知っているけど構築したことがない方は、参考にしていただければ幸いです。
今回はAWS SAAについて記載しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。