- 基本情報技術者とは何か
- 基本情報技術者の試験内容
- 合格者の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書
本記事は、基本情報技術者の合格体験記であり、おすすめの勉強方法と参考書を紹介します。
友人にも合格者が多く、その意見も反映しており、基本情報技術者を取得したい方は参考にしていただけると幸いです。
基本情報技術者とは何か
基本情報技術者とは、ITエンジニアとしての基礎知識が求められる資格です。
エンジニアだけじゃなく、IT系の仕事をしている方やITの基礎知識を得たい方にもおすすめの資格です。
- 問題数・・・午前試験:80問、午後試験:大問11問の内の5問
- 問題形式・・多肢選択式
- 試験時間・・午前/午後試験:150分(合計300分)
- 受験料・・・7500円(税別)
- 合格点・・・60点(100点満点中)
- 合格率・・・20~30%程度
難易度については、ITエンジニアの登竜門と言われていることもあり、かつ記述問題もないため、そこまで難易度は高くないです。
勉強期間について、元の知識によって大きく変わる試験ではあり、午後の選択問題でプログラミングを選ぶかどうかによりますが、未経験でも2か月程度あれば合格できると思います。
基本情報技術者の試験内容
基本情報技術者は午前試験と午後試験の両方に合格することで認定となります。
令和2年度よりCBT試験となり、午前試験と午後試験を同日で受験する必要がなくなり、別日で受験してもよくなりました。
午後試験の問題については、以下です。
問題番号 | 科目 | 配点/選択数 |
---|---|---|
問1 | 情報セキュリティ | 20点/必須 |
問2~問5 | 以下の内、3問出題 ・ソフトウェア/ハードウェア ・データベース ・ネットワーク ・ソフトウェア開発 以下の内、1問出題 ・プロジェクトマネジメント ・サービスマネジメント ・システム戦略 ・経営戦略/企業と法務 |
各15点/2問選択 |
問6 | データ構造及びアルゴリズム | 25点/必須 |
問7 | C言語 | 25点/1問選択 |
問8 | Java | |
問9 | Python | |
問10 | アセンブラ言語 | |
問11 | 表計算 |
合格者の私が勧める最高効率の勉強方法・おすすめの参考書
午後試験の問2~問5の選択問題は、得意なものを選べばよいです。
午後試験のプログラミング(問7~11)について、プログラミング経験者であれば得意な言語、プログラミング未経験者であれば問11 表計算が楽だと思います。
合格後に思う最高効率の勉強方法
- 「令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」を1周流し読みする。
- 「過去問道場」にて過去問題を繰り返し解く。
- 「令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」を1周流し読みする。
- プログラミング対策として、選択科目に応じた参考書を読み、演習を実施する。
- 「令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」を繰り返し解く。
(午前/午後試験対策)おすすめの参考書
イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
「令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」がおすすめです。
イラストが多く使われており、初心者の方でも勉強しやすい参考書です。
友人で合格した方々のほとんどがこの参考書を使用していました。
また、Amazonでも人気が高いです。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
上記に似たような参考書として、「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和04年」もおすすめです。こちらもイラストが多く使われており、初心者に優しい参考書です。
どちらが良いかは、大きな違いはないので、好みで選んでいただいて大丈夫だと思います。
徹底攻略 基本情報技術者教科書
個人的におすすめしたいのが、「(全文PDF・単語帳アプリ付) 徹底攻略 基本情報技術者教科書」です。
イラストは少なく、初心者にはとっつきにくい参考書かもしれませんが、情報の網羅度が一番高い参考書だと思います。
応用情報技術者取得の際に、本参考書のシリーズを使用しており、とてもお世話になりました。
(午前試験対策)おすすめの問題集
午前試験に関しては、過去問からの出題が非常に高いです。
過去問題が非公開になってからの実際のところはわかりませんが、50%以上は過去問の使いまわしです。
過去問道場
午前試験の演習は、「過去問道場」がおすすめです。
受験する人の大半(90%以上と言っても過言ではない)がこれを使用していると思います。
無料で使えて、スマホでも手軽に演習出来て、使いやすくておすすめです。
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
上記の過去問道場ではWeb問題集のため、紙で演習をしたい場合は、「令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」がおすすめです。
後に紹介する午後試験対策の問題集として本参考書はおすすめですが、午前試験の対策もこの参考書で対応できます。
資格の大原 「午前試験免除制度」が使える基本情報技術者講座
ここまで紹介した対策で、独学で午前試験を合格することはできますが、どうしても不安な方は午前試験免除の講座を受けるのもありです。
「大原の基本情報技術者講座」では、午前試験免除制度が使えるため、受講することで午前試験を受ける必要がなくなります。
(午後試験対策)おすすめのプログラミング言語対策
午後試験のプログラミング言語は選択科目によって、参考書が異なります。
以下に選択科目ごとにおすすめを記載いたします。
表計算には詳しくありませんが、評価が高いものを紹介いたします。
アセンブラ言語については、知識がないため、割愛させていただきます。
(C言語/Java/Python共通)ドットインストール
動画学習になりますが、「ドットインストール」がおすすめです。
プログラミングは参考書を読むだけではなかなか理解しづらく、身に付きにくいと分野です。
動画にて実際に動作するところを見ることで、イメージがしやすく理解がしやすいと思います。
(Java/Python共通)Progate
プログラミング学習全般ですが、圧倒的に「Progate」がおすすめです。
プログラミングは実際にコードを書いて、どのように動くかを見ながら学ぶことが一番の近道です。
それをするために、環境の準備等が必要なのですが、このProgateはそういった環境準備不要ですぐに実践できます。
(C言語)スッキリわかるC言語入門
C言語の参考書としては、「スッキリわかるC言語入門 第2版」がおすすめです。
C言語の方はこちらの参考書がおすすめです。
C言語は上記3つの言語の中で一番難しく、最近では利用シーンも少なくなってきているため、あまりおすすめはできません。
家電製品等に組み込むプログラムである組み込みソフトウェア開発に興味がある方や、C++やC#を今後学ぶ予定の方は、C言語を勉強するのはありだと思います。
(Java)スッキリわかるJava入門
Javaの参考書としては、「スッキリわかるJava入門 第3版」がおすすめです。
Javaの方はこちらの参考書がおすすめです。
Javaはシステム開発を初めとした様々なシーンで使用されております。
プログラミング初学者もプログラミングの基礎を学ぶ意味で良い言語だと思います。
難易度はそれなりに難しいため、もう少し簡単な言語が良い場合は、個人的にPythonの方がおすすめです。
(Python)スッキリわかるPython入門
Pythonの参考書としては、「スッキリわかるPython入門」がおすすめです。
Pythonの方はこちらの参考書がおすすめです。
Pythonはデータ分析やAIを初めとした様々なシーンで使用されております。
難易度もそれほど高くなく、プログラミング初学者も学びやすい言語だと思います。
(表計算)基本情報技術者 表計算 とっておきの解法
表計算の参考書としては、「基本情報技術者 表計算 とっておきの解法」が評価が高くて良さそうでした。
午後試験のプログラミング(問7~11)の中で、表計算が一番簡単と言われていますが、勉強しなくても解けるものではないので、勉強は必須だと思います。
(午後試験対策)おすすめの問題集
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
午前試験対策でも紹介しましたが、「令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」がおすすめです。
解説も丁寧で、間違えた個所も理解しやすいと思います。
参考書で勉強するのが苦手な方・文字を読むのが嫌な方へ
基本情報技術者は上記の参考書による勉強で十分合格であり私は効率的だと思いますが、文字を読むのが嫌な方は以下のオンライン講座をおすすめします。
スマホやPCでいつでも学習することができ、スキマ時間を効率的に活用することができます。
無料講座もあるので一旦お試しでの利用も可能です。
必要な勉強時間
勉強時間は受験勉強やどの資格においても気にする方が多いのですが、特に何時間とかはないです。
人によって元々の知識・得意な分野・暗記の得意不得意などがあるため、明確な時間はわかりようがないです。
勉強において、時間よりもゴールを意識した方が勉強効率も高くて良いと思います。
まとめ
- ITエンジニアとしての基礎知識が求められる資格である。
- エンジニアだけじゃなく、IT系の仕事をしている方やITの基礎知識を得たい方にもおすすめの資格である。
- 午前試験と午後試験の両方に合格することで認定となる。
- 午前試験と午後試験は別日の受験でも構わない。
- 「令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」を1周流し読みする。
- 「過去問道場」にて過去問題を繰り返し解く。
- 「令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」を1周流し読みする。
- プログラミング対策として、選択科目に応じた参考書を読み、演習を実施する。
- 「令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」を繰り返し解く。
基本情報技術者の上位資格である応用情報技術者については、以下の記事をご覧ください。
本記事は、応用情報技術者の合格体験記であり、おすすめの勉強方法と参考書を紹介します。 友人にも合格者が多く、その意見も反映しており、応用情報技術者を取得したい方は参考にしていただけると幸いです。
今回は基本情報技術者について記載しましたが、いかがだったでしょうか?
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