- AWS認定とは何か
- DOPで良く問われるサービス
- DOP-C02でDOP-C01から変化を感じた点
- 合格後の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書
本記事は、AWS DOP(DevOps Engineer – Professional)に2週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性があると考えております。AWS DOPを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。
短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。
DOP取得前に、AWSを0から学びたい方はおすすめの参考書やUdemyを以下記事で紹介しております。
良ければこちらも参考にしていただければ幸いです。
本記事では、AWS初心者の方向けにおすすめの参考書や動画教材を紹介します。AWSを0から学びたい方、AWSをなんとなく知っているけど構築したことがない方は、参考にしていただければ幸いです。
AWS認定とは何か
AWS認定とは、AmazonのクラウドサービスであるAWSの知識・技術力を認定する資格です。
AWS認定は10種類あります。(2024年6月現在)
DOP(DevOps Engineer – Professional)は、DVA(DevOps Engineer – Associate)とSOA(SysOpsAdministrator – Associate)の上位資格です。
本記事では、このDOPについて記載していきます。
- 問題数・・・75問
- 問題形式・・単一選択/複数選択
- 試験時間・・180分
- 受験料・・・30000円(税別)
- 合格点・・・1000点満点中の750点(最低点は100点)
- 合格率・・・非公開
難易度については、実務未経験でも半年、アソシエイト資格を持っている方であれば2週間~1か月あれば取得できるレベルだと思います。
問題については、プロフェッショナル認定だけあって、問題文も選択肢も長文であり、難易度も高く、しっかりと理解していないと解けない問題が多いです。
私は試験を2時間で解き終わり見直しなしで終了しましたが、それでも長文を読むのにすごく疲れました。
見直しもしっかりするとなると、集中力が持たなそうなので、体調を万全にして臨む必要があると思います。
DOPで良く問われるサービス
DOPでは主に以下のサービスの問題が多いと思います。
※何が出たかは公言できないため、後述する的中率の高い問題集を350問分解いてみた感覚です。
- IaCや構築の自動化(Cloudformation・Elastic Beanstalk・少しだけOpsworks)
- CI/CD(Codeシリーズ)
- ディザスタリカバリ対策(別リージョンにフェールオーバできるような構成)
- 組織でのアカウント管理/権限管理(Organizations・IAM・少しだけControl Tower)
DOPの詳細な試験範囲については、AWS DOPのページをご参照ください。
DOP-C02でDOP-C01から変化を感じた点
「ポリシーと標準のオートメーション」が削除されて、「セキュリティとコンプライアンス」が追加されたことから、OrganizationやControl Towerなどセキュリティ周りのサービスはやっておいた方が良いです。
特にControl Towerは、後述する的中率の高い問題集の中でC02になってから追加された分(#70以降あたり)でもよく取り上げられているため、やっておいた方が良いです。
とはいえ、Control Towerは実際に触って試してみるのが面倒なサービスであり、かつ結構複雑な仕組みのため、数問程度しか出ないだろうとして捨てるのもありかもしれません。
AWS DOPを取得するメリット
- AWSはクラウドサービスの中でトップシェアであり、様々な場面で知識が有用である。(特にプロフェッショナル資格は価値が高い)
- AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
- 知名度が高く、転職に有利である。(実務未経験でも就職できる可能性あり)
転職時に有効活用できる資格や資格が役に立つ分野があると思いますが、インフラエンジニア/クラウドエンジニアでは、資格が有用でありAWS認定資格の取得はとても有効です。
特にプロフェッショナル資格は、アソシエイト資格やスペシャリティ資格と比較して、転職やフリーランスで大きく評価に差があると感じています。
理由として、インフラエンジニア/クラウドエンジニアはポートフォリオ(成果物)を準備することが難しく、準備している人も少ないため、スキルの有無を判断するために、資格は大きな判断材料になるためです。
逆に、Webエンジニアやアプリ開発等への転職時には、ポートフォリオがあることが当たり前のため、資格はあまり意味がないと思います。
エンジニアに資格は必要なのかについては、以下記事にまとめておりますので興味があればご覧ください。
本記事では、インフラエンジニアを目指す方やスキルアップをしたい方向けに、インフラエンジニアに資格は必要なのか、必要であればおすすめの資格は何なのかをまとめます。 未経験者を中心に、インフラエンジニアのスキルを身に付けたい方は参考にしていただければ幸いです。
合格後に思う最高効率の勉強方法・おすすめの参考書
合格後に思う最高効率の勉強方法
- (AWS DVAレベルの知識が不安な方向け)「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を1周流し読みする。
- C02対応のUdemy「AWS Certified DevOps Engineer Professional 2023 – DOP-C02」を実施する。
- 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新から300~350問程度を1周解く。
- 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
- 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。
おすすめの参考書
2023/5現在で、DOP用の日本語教材はないため、「DVAの参考書+DOPの問題集」か「DOP-C02対応のUdemy+問題集」を使用して対策するのが良いと思います。
ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト
DOPの参考書ではなくDVAの参考書にはなりますが、「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」がおすすめです。
CodeシリーズやIaCや自動化の部分に自信がない方は、復習用に良いと思います。
AWS DVAの試験範囲であるサービスについて、細かく記載されていて図もあって読みやすいです。
個人的にはAWS SAAの際に使用した本より読みやすいと感じました。
ちなみに、ポケットスタディという名前ですが、500ページほどあって結構分厚いので持ち歩きには向きません。(笑)
最初から一言一句理解していこうとすると難しくて続かないと思うので、1周目は軽く流し見して大枠を理解する程度で良いと思います。
おすすめの動画教材(Udemy)
AWS Certified DevOps Engineer Professional 2023 – DOP-C02
ハンズオンを実施したい方やDOP-C02対応の部分もしっかり学びたい方、いきなり問題集から入りたくない方は、「AWS Certified DevOps Engineer Professional 2023 – DOP-C02」がおすすめです。
※英語の教材ですが日本語字幕が利用可能です。
C02対応の教材であることの価値が大きく、ハンズオン形式で学ぶことができて良いです。
おすすめの問題集
Tech Stock(WEB問題集で学習しよう)(旧通称:小岩)
「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」がおすすめです。
問題が試験問題にとても近く、同じような問題が出題されることもあります。
解説も丁寧に書かれており、1問1問理解しつつ進めることができます。
また、操作性も良く、スマホさえあればいつでも気軽に取り組めるところも良かったです。
DOPは#70あたりからがC02になってから追加された問題だと思うので、その部分は特にやっておいた方が良いです。
デメリットとしては、有料であること(プロフェッショナルレベルは90日で5480円)ですが、効率を求める上では必要経費だと割り切った方が、個人的には良いと思います。
問題集での勉強時のアドバイス
問題集の1周目は半分程度しか解けないと思います。
しかし、解説を読んで意味を理解した上で何度も繰り返していけば理解は出来ていくので心配しないで大丈夫です。
最初の1周目が一番辛いですが、そこを乗り切れば2周目以降は楽になります。
勉強慣れしている人であれば当たり前のことかとは思いますが、1,2周目で間違えた問題をメモしておいて、3周目では間違えた問題だけを解くようにすれば効率が良く苦手なところを学習することができます。
必要な勉強時間
勉強時間は受験勉強やどの資格においても気にする方が多いのですが、特に何時間とかはないです。
人によって元々の知識・得意な分野・暗記の得意不得意などがあるため、明確な時間はわかりようがないです。
強いて言うならば、上記記載した勉強法で問題集の内容を90%以上理解するまでの時間です。
勉強において、時間よりもゴールを意識した方が勉強効率も高くて良いと思います。
まとめ
- (AWS DVAレベルの知識が不安な方向け)「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を1周流し読みする。
- C02対応のUdemy「AWS Certified DevOps Engineer Professional 2023 – DOP-C02」を実施する
- 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新から300~350問程度を1周解く。
- 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
- 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。
- AWSはクラウドサービスの中でトップシェアであり、様々な場面で知識が有用である。(特にプロフェッショナル資格は価値が高い)
- AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
- 知名度が高く、転職に有利である。(実務未経験でも就職できる可能性あり)
AWS SAAやDVAなどのアソシエイト資格をまだ取得していない方、またはAWSを0から始めたい方は、以下の記事をご覧ください。
本記事は、AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)に2週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性のあると考えております。AWS SAAを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。
本記事は、AWS DVA(デベロッパー)に1週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性のあると考えております。AWS DVAを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。
本記事では、AWS初心者の方向けにおすすめの参考書や動画教材を紹介します。AWSを0から学びたい方、AWSをなんとなく知っているけど構築したことがない方は、参考にしていただければ幸いです。
今回はAWS DOPについて記載しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。