1か月半で7資格取得して、AWS認定12冠を達成できた学習方法・全体まとめ
この記事でわかること
  • AWS認定とは何か
  • AWS認定資格を取得するメリット
  • 合格後の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書(+感想)
  • AWS認定12冠になって感じたこと

本記事は、AWS認定12冠を達成したことについて記載してきます。

効率的な勉強方法やおすすめの参考書もまとめていきますので、AWS認定資格の取得を目指す方には参考にしていただけると幸いです。

短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。

1か月半で7資格を取得してAWS認定12冠した証明は以下です。(2023年5月中旬から6月末の期間で7資格取得しています。)

AWSを0から学びたい方はおすすめの参考書やUdemyを以下記事で紹介しております。
良ければこちらも参考にしていただければ幸いです。

AWS認定とは何か

AWS認定とは、AmazonのクラウドサービスであるAWSの知識・技術力を認定する資格です。

AWS認定は12種類あります。(2023年7月現在)

AWS認定 公式ページから引用

プロフェッショナルやスペシャリティまで取得すると、実務でも役に立つ知識が多く、価値のある資格だと思います。

AWS認定資格を取得するメリット

AWS認定資格を取得するメリット
  • AWSはクラウドサービスの中でトップシェアであり、様々な場面で知識が有用である。(特にプロフェッショナル資格は価値が高い)
  • AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
  • 知名度が高く、転職に有利である。(実務未経験でも就職できる可能性あり)

転職時に有効活用できる資格や資格が役に立つ分野があると思いますが、インフラエンジニア/クラウドエンジニアでは、資格が有用でありAWS認定資格の取得はとても有効です。

理由として、インフラエンジニア/クラウドエンジニアはポートフォリオ(成果物)を準備することが難しく、準備している人も少ないため、スキルの有無を判断するために、資格は大きな判断材料になるためです。

逆に、Webエンジニアやアプリ開発等への転職時には、ポートフォリオがあることが当たり前のため、資格はあまり意味がないと思います。

エンジニアに資格は必要なのかについては、以下記事にまとめておりますので興味があればご覧ください。

個人的に感じた難易度表

個人的な難易度/苦労した順は以下です。

順位 資格名 位置づけ 感想 勉強期間
1 DAS(Data Analytics – Specialty) スペシャリティ どれが答えなのか明確な差別化が出来ず、個人的には最難関だった 7日
2 MLS(Machine Learning – Specialty) 試験難易度はそこまで高くないと思ったが、機械学習を1から学ぶのが苦痛だった 7日
ANS(Advanced Networking – Specialty) バージョンが変わりたてだったこともあり、想定外の問題が多く出題されて苦戦した 10日
4 SAP(Solutions Architect – Professional) プロフェッショナル 個人的に難しくはなかったが、長文で長時間かかるのがきつかった ほとんどなし
DOP(DevOps Engineer – Professional) 14日
6 PAS(SAP on AWS – Specialty) スペシャリティ 試験難易度も高く、おそらく今後実務で使わないだろうSAPを学ぶことにモチベーションを見いだせず苦痛だった 5日
SCS(Security – Specialty) そこまで難しくなかったとは思うが、深く詰め切れないまま合格してしまったため、運が良かっただけなのかもしれない 14日
8 DBS(Database – Specialty) 苦手分野だったが、範囲が狭くて難易度が低かった。スペシャリティの中で最も簡単だと思う 10日
9 SOA(SysOps Administrator – Associate) アソシエイト 唯一のラボ試験ありの試験であり、受験するまで勇気が必要だった。結果的には簡単だった 14日
10 SAA(Solutions Architect – Associate) 範囲が広くなかなか難しい。最初に受けた資格で、0から学ぶのが楽しかった 14日
11 DVA(Developer – Associate) 範囲が狭く、暗記していれば何とかなる分野のため、アソシエイト資格の中で最も簡単だと思った 7日
12 CLF(Cloud Practitioner) ファンデーション 範囲は広いが、問題は短くて簡単だった。AWS初学者向けの資格 なし

実務経験がない場合や実務経験があっても特定のサービスしか触らない方は、プロフェッショナル資格(SAP/DOP)がもっと上位に来るかもしれません。

スペシャリティは自分の得意な分野に依存することもあり、人によって順位が前後しやすいと思います。

個人的におすすめの受験順番

試験範囲を考慮した上でのおすすめの受験順番は以下です。

CLF ⇒ SAA ⇒ DVA ⇒ SOA ⇒ ANS/DBS/SCS ⇒ SAP/DOP ⇒ DAS ⇒ MLS ⇒ PAS

それぞれについて、以下に理由を記載します。

・CLF ⇒ SAA ⇒ DVA ⇒ SOA
CLFからアソシエイト3冠までは難易度順で良いと思います。
SAAは基本サービスを学べるため、アソシエイト資格の中でも最初に受験するのが良いと思います。(おそらく一般的にもそういう方が多い)

・ANS/DBS/SCS ⇒ SAP/DOP
SAPにてネットワーク・DB・セキュリティの知識が求められるため、ANS/DBS/SCSを取得してから受験した方が効率が良いです。
そういった意味では、DOPは試験範囲的には関連しませんが、プロフェッショナル資格の問題文/回答文の長さに慣れている状態で受けた方が良いと思い、SAPと並べています。

・(DBS ⇒)DAS ⇒ MLS ⇒ PAS
MLSにてデータ分析の知識が求められ、DASにてDBの知識が求められるため、DBS⇒DAS⇒MLSで受験するのが効率が良いです。
PASはしいて言うなら、データ分析の理解があると楽なため、DASの後に受験した方が良いです。

合格後の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書

CLF(Cloud Practitioner)

勉強期間:なし

AWS認定資格の中で初級の資格です。
問題もこの役割をするのはどのサービスかを選ぶもので簡単です。

非エンジニア職(営業など)でクラウドの知識を証明するには良い資格だと思います。
逆にエンジニアだと物足りないです。

私はSAPと同じ日に受けたこともあり、CLF用の対策はせずに合格しました。

現在AWSの知識が0になったらという前提で勉強方法を記載します。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. (ハンズオンを実施しながら学びたい方向け)「UdemyのSAA対策用の動画教材」を実施する。
  2. AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」を1週流し読みする。
  3. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  4. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  5. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、CLFの詳細については以下記事に記載しております。

SAA(Solutions Architect – Associate)

勉強期間:14日

AWS認定資格の中で最も知名度が高く、最初に取得を目指す方も多い資格です。
試験の範囲が広く、それなりの勉強量が求められます。

エンジニアだと最低限のクラウドの知識は証明できると思います。
非エンジニア職だとなかなかすごいと評価されると思います。

私はAWS認定の中で一番最初に受験しました。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」を1周流し読みする。
  2. (ハンズオンをやるなら)「Udemyの動画教材icon」を実施する。
  3. 問題集である「WEB問題集で学習しよう(通称小岩)」を#80~最新まで1周解く。
  4. 問題集を何周も解いて、わからないところは参考書・blackbeltを読んで理解を繰り返す。
  5. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、SAAの詳細については以下記事に記載しております。

DVA(Developer – Associate)

勉強期間:7日

開発者向けの分野であり、コミット・ビルド・デプロイといったITの一般的な知識がないと理解しづらい部分もあるため、IT未経験だと苦戦しそうな資格です。
SAAほど範囲は広くなく、アソシエイト資格の中では一番簡単だと感じました。

SAAとDVAを取得すれば、AWSの基本的なサービスは網羅出来ている状態になれると思います。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト (アソシエイト試験ポケットスタディ)」を1周流し読みする。
  2. (ハンズオンをやるなら)「Udemyの動画教材icon」を実施する。
  3. 問題集である「WEB問題集で学習しよう(通称小岩)」を#1~最新まで1周解く。
  4. 問題集を何周も解いて、わからないところは参考書・blackbeltを読んで理解を繰り返す。
  5. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、DVAの詳細については以下記事に記載しております。

SOA(SysOps Administrator – Associate) ※ラボ試験あり

勉強期間:14日

試験範囲的にはSAAよりちょっと狭めの個人的には中途半端に感じた資格です。
唯一ラボ試験という実技試験があるため、アソシエイト資格の中では最難関だと思います。

アソシエイト3冠と言われることもあるため、SAAとDVA取得後に目指す方が多い印象があります。

私が受験した際はラボ試験が追加されてすぐぐらいだったため、びくびくしながら受験しに行きました。
結果的にはおそらくラボ試験は満点だったと思います。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト」か「ポケットスタディ AWS認定 SysOps アドミニストレーター アソシエイト」を1周流し読みする。
  2. Udemyの動画教材icon」を実施する。
  3. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を#50~最新まで1周解く。
  4. 問題集を何周も解いて、わからないところは参考書・blackbeltを読んで理解を繰り返す。
  5. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、SOAの詳細については以下記事に記載しております。

SAP(Solutions Architect – Professional)

勉強期間:ほとんどなし

AWS認定資格の中で最難関やTOP3の難易度として挙げられる資格です。
試験の範囲がとても広く、実務未経験だとかなり難しいと思います。

エンジニアだとAWSの知識証明としてとても大きな価値があります。
実務でも役に立つ知識が得られると思います。

私は実務経験があり、幅広くサービスを触ってきたため、あまり勉強せずに合格することができました。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. (AWS SAAレベルのハンズオンをやっていない方向け)「UdemyのSAA対策用の動画教材」を実施する。
  2. AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」を1週流し読みする。
  3. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  4. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  5. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、SAPの詳細については以下記事に記載しております。

DOP(DevOps Engineer – Professional)

勉強期間:14日

SAPと並ぶプロフェッショナル資格であり、DOPほどではないけれど難易度もそれなりに高いです。
CICDやIaCなど範囲的に実務経験があっても馴染みが薄いサービスが多いのか、なかなか勉強なしで合格するのは難しい資格だと思います。

エンジニアだとAWSの知識証明としてとても価値があります。
実務でも役に立つ知識が得られると思います。

私は実務経験があり、幅広くサービスを触ってきたため、少しの勉強で合格することができました。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. (AWS DVAレベルの知識が不安な方向け)「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を1周流し読みする。
  2. C02対応のUdemy「AWS Certified DevOps Engineer Professional 2023 – DOP-C02」を実施する。
  3. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新から300~350問程度を1周解く。
  4. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  5. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、DOPの詳細については以下記事に記載しております。

ANS(Advanced Networking – Specialty) ネットワーク

勉強期間:10日

AWS認定資格の中で最難関やTOP3の難易度として挙げられる資格です。

ネットワークの専門知識が求められます。
想定とずれた問題が多い印象、かつネットワークは理解しづらいと感じる方が多いのか、プロフェッショナル並みに難しいと評価する人が多いです。

周りでもANSだけ1度不合格になった方も多くいます。

私はネットワークスペシャリストを持っており、ネットワーク分野には結構強い自信がありましたが、ぎりぎりでの合格でした。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』」を1周流し読みする。
  2. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  3. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  4. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、ANSの詳細については以下記事に記載しております。

DAS(Data Analytics – Specialty) データ分析

勉強期間:7日

データ分析の専門知識が求められる資格です。

私はデータ分析にあまり触れたことがなく、データ周りがあまり好きではないため、個人的には最難関でした。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 データ分析-専門知識』」を1周流し読みする。
  2. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  3. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  4. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、DASの詳細については以下記事に記載しております。

DBS(Database – Specialty) データベース

勉強期間:10日

データベースの専門知識が求められる資格です。

範囲が限定的であり、その分深く問われるとはいえ、スペシャリティの中でも難易度は低めです。

私はデータベースが大の苦手ですが、そこまで苦戦することなく合格できました。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』」を1周流し読みする。
  2. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を#1~最新まで1周解く。
  3. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  4. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、DBSの詳細については以下記事に記載しております。

MLS(Machine Learning – Specialty) 機械学習

勉強期間:7日

機械学習の専門知識が求められる資格です。

AWSサービスについてだけでなく、機械学習の基礎が問題の半分を占めるため、なかなか異色な資格です。

私はこの資格を取得するにあたって初めて機械学習の勉強をしたのですが、楽しさを見いだせず学習するのが一番つらかった資格です。

機械学習モデルなどの細かい部分は専門家に任せたいなーと思いました。
勉強しながら、基礎理論より動くものを理解して触りたい欲が強く出ていました。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. AWS MLS試験ガイドで出題範囲を確認する。(機械学習の基礎が絡むため特に見た方が良い)
  2. ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト」か「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト」を1周流し読みする。
  3. UdemyのMLS対応教材で学習する。
  4. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  5. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  6. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、MLSの詳細については以下記事に記載しております。

SCS(Security – Specialty) セキュリティ

勉強期間:14日

セキュリティの専門知識が求められる資格です。

範囲も結構広い印象があって、難しいのではないかと思っていたのですが、そこまで難易度は高くなかったです。

ふわっとしたまま合格したため、地味に次回の更新時が怖い資格の一つです。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」を1周流し読みする。
  2. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を#1~最新まで1周解く。
  3. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  4. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

それぞれの参考教材についてなど、SCSの詳細については以下記事に記載しております。

PAS(SAP on AWS – Specialty) SAP製品

勉強期間:5日

ERP製品であるSAPをAWS上で使うことについての専門知識が求められる資格です。

ERP製品であるSAPの知識が求められ、AWS外の知識も必要なため、MLS以上に異質な資格です。

普通に勉強していれば想定できない問題も多い印象で、出題された問題っぽいことが書いてあるサイトを参考にしていなければ苦戦していたと思います。

個人的に、次回更新時までになくなっていてほしい資格No1です。

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. AWS Skill Builderの[SAP on AWS (Technical)]で試験範囲を確認しつつ学習する。
  2. TechHarmonyのブログの[AWS SAP on AWS Speciality受験対策]の記事でSAPについて学習する。
  3. PAS対策のYoutube動画で試験に向けた学習をする。
  4. TechHarmonyのブログの[サンプル問題を解いてみた]の記事でAWS公式のサンプル問題を解いて解説を読む。
  5. PAS問題集の無料分の問題を解く。
  6. (個人的に役に立ったもの)PASの試験で実際に出たっぽいことが書いてある記事(特にその他メモの部分)を確認して、出題されそうな問題を想定する。

それぞれの参考教材についてなど、PASの詳細については以下記事に記載しております。

AWS認定12冠になって感じたこと

社内外での評価が上がった

AWS12冠しているということで、最低限のAWSの知識は担保されるため、社内でもある程度の評価は得られるようになりました。

社外に対しても、初見で技術力の面で安心を与えることができることはメリットに感じました。

最悪会社をやめてもやっていけるという自信がついた

フリーランスになろうとした際に、AWS認定資格の有用性は知っていたため、フリーランスとしても一定の評価を得られるだろうという安心から、最悪会社を首になったりやめたくなったときにもやっていける自信がつきました。

資格を持っている=実務ができるではないため、技術力は継続して磨いていこうとは思っています。

機械学習やデータ分析など、自分が今まで触れてこなかった技術知識を得ることができた

私はAWSを実務で触っているものの、機械学習やデータ分析といった分野を深く扱う機会はなかったため、資格を機に未知の分野を学べたのは良かったです。

幅広く学ぶことで、自分が今後伸ばしていきたい分野も選定することができ、この点で資格勉強のメリットを感じました。

「AWS認定12冠=AWSのことが完璧にわかる」は成り立たない

AWS認定12冠だからといって、AWSのことならなんでもわかるということにはなりませんでした。

実務で扱う中で、どの構成が良いのか、これを実現するためにはどんな設定が必要かなど、より実践的な知識や操作の理解が必要なため、まだまだ完璧ではないと感じました。

まとめ

個人的な難易度/苦労した順

順位 資格名 位置づけ 感想 勉強期間
1 DAS(Data Analytics – Specialty) スペシャリティ どれが答えなのか明確な差別化が出来ず、個人的には最難関だった 7日
2 MLS(Machine Learning – Specialty) 試験難易度はそこまで高くないと思ったが、機械学習を1から学ぶのが苦痛だった 7日
ANS(Advanced Networking – Specialty) バージョンが変わりたてだったこともあり、想定外の問題が多く出題されて苦戦した 10日
4 SAP(Solutions Architect – Professional) プロフェッショナル 個人的に難しくはなかったが、長文で長時間かかるのがきつかった ほとんどなし
DOP(DevOps Engineer – Professional) 14日
6 PAS(SAP on AWS – Specialty) スペシャリティ 試験難易度も高く、おそらく今後実務で使わないだろうSAPを学ぶことにモチベーションを見いだせず苦痛だった 5日
SCS(Security – Specialty) そこまで難しくなかったとは思うが、深く詰め切れないまま合格してしまったため、運が良かっただけなのかもしれない 14日
8 DBS(Database – Specialty) 苦手分野だったが、範囲が狭くて難易度が低かった。スペシャリティの中で最も簡単だと思う 10日
9 SOA(SysOps Administrator – Associate) アソシエイト 唯一のラボ試験ありの試験であり、受験するまで勇気が必要だった。結果的には簡単だった 14日
10 SAA(Solutions Architect – Associate) 範囲が広くなかなか難しい。最初に受けた資格で、0から学ぶのが楽しかった 14日
11 DVA(Developer – Associate) 範囲が狭く、暗記していれば何とかなる分野のため、アソシエイト資格の中で最も簡単だと思った 7日
12 CLF(Cloud Practitioner) ファンデーション 範囲は広いが、問題は短くて簡単だった。AWS初学者向けの資格 なし

試験範囲を考慮した上でのおすすめの受験順番
CLF ⇒ SAA ⇒ DVA ⇒ SOA ⇒ ANS/DBS/SCS ⇒ SAP/DOP ⇒ DAS ⇒ MLS ⇒ PAS

AWS認定12冠になって感じたこと
  • 社内外での評価が上がった
  • 最悪会社をやめてもやっていけるという自信がついた
  • 機械学習やデータ分析など、自分が今まで触れてこなかった技術知識を得ることができた
  • 「AWS認定12冠=AWSのことが完璧にわかる」は成り立たない

AWS CLFやSAAから資格取得を始めたい方、またはAWSを0から始めたい方は、以下の記事をご覧ください。

今回は「1か月半で7資格取得して、AWS認定12冠を達成できた学習方法・全体まとめ」について記載しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。