【2週間で合格】AWS SCSの効率的な勉強方法とおすすめの参考書

【2週間で合格】AWS SCSの効率的な勉強方法とおすすめの参考書

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この記事でわかること
  • AWS認定とは何か
  • AWS SCSを取得するメリット
  • 合格後の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書

本記事は、AWS SCS(Security – Specialty)に2週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性があると考えております。AWS SCSを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。

短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。

SCS勉強時の私の知識

  • 業務でAWSは触っているものの、セキュリティ系のサービスを使ったことはない。
  • AWSのプロフェッショナル資格(SAP/DOP)レベルの知識はある。
  • AWS SCS以外の認定資格は合格済み
  • セキュリティの知識は皆無

AWS認定とは何か

AWS認定とは、AmazonのクラウドサービスであるAWSの知識・技術力を認定する資格です。

AWS認定は10種類あります。(2024年6月現在)
⇒2025年8月時点で12種類です。

AWS認定 公式ページに12種類のAWS認定資格の一覧が掲載されています。

SCS(Security – Specialty)は、最低2年間のAWSのワークロードの保護に関する実務経験を持つセキュリティ担当者向けで、AWSのセキュリティサービス関連のスキルが問われる資格です。
本記事では、このSCSについて記載していきます。

AWS SCSの試験情報
  • 問題数:65問
  • 問題形式:単一選択/複数選択
  • 試験時間:180分
  • 受験料:30000円(税別)
  • 合格点:1000点満点中の750点(最低点は100点)
  • 合格率:非公開

難易度については、実務未経験でも1,2か月、アソシエイト資格を持っている方であれば3週間~1か月あれば取得できるレベルだと思います。

選択肢の問題については、スペシャリティ認定だけあって、ちゃんと理解していないと解けない問題が多いです。

スペシャリティの中ではそこまで難しくないですが、文章は長いので簡単とは言えません。

アソシエイトレベルと比べると難易度はまあまあ高く、スペシャリティの中では難易度は低い方だと思います。

AWS認定(スペシャリティ資格)の試験内容

AWS認定のスペシャリティ資格について、大まかな内容を以下に記載します。
私がまだ取得していないものがほとんどであり、あくまで調べた情報となります。

SCSの詳細な試験範囲については、AWS SCSのページをご参照ください。

AWS認定のスペシャリティ資格の試験概要

AWS認定のスペシャリティ資格の試験概要
  • DBS:データベースの専門知識が求められる。サービスの数が少なく範囲が狭いがその分深く問われる。難易度は低め。
  • SCS:セキュリティサービスがメインであるものの、ネットワークやデータベースなども幅広く関わってくるため、範囲的には広い。問題文・選択肢の文章が長い。
  • ANS:ネットワークの専門知識が求められる。想定とずれた問題が多い印象かつ分野的に苦手な人が多いのかスペシャリティの中で最難関・プロフェッショナル並みに難しいと言われている。
  • DAS:データ分析の専門知識が求められる。AWSの知識にプラスして、データ分析の基礎知識が必要となる。個人的には最難関だった。
  • MLS:機械学習の専門知識が求められる。AWSの知識にプラスして、機械学習の基礎知識が必要となる。試験自体は難しくなかったが機械学習基礎の勉強がつまらなくてつらかった。
  • PAS:SAP on AWSと言うだけあって、SAPの知識が必要なちょっと特殊な試験な印象がある。ちなみにSAPとはSAP社が提供しているERP製品のこと(AWSプロフェッショナル資格のSAPとは別物)。一番対策しづらかった。

スペシャリティ資格のどれが一番有用とかは特にないと思います。
それぞれ必要となる分野の資格を持っていることで、AWS認定と言うこともあり一定の評価はされると思います。

アソシエイト資格をまだ持っていないのであれば、そちらを優先して取得することをおすすめします。
理由としては、AWSの全般的な知識が問われて汎用性が高いためです。

AWS SCSを取得するメリット

AWS SCSを取得するメリット

  • AWSはクラウドサービスの中でトップシェアであり、様々な場面で知識が有用である。
  • AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
  • 知名度が高く、転職に有利である。(実務未経験でも就職できる可能性あり)

転職時に有効活用できる資格や資格が役に立つ分野があると思いますが、インフラエンジニア/クラウドエンジニアでは、資格が有用でありAWS認定資格の取得はとても有効です。

理由として、インフラエンジニア/クラウドエンジニアはポートフォリオ(成果物)を準備することが難しく、準備している人も少ないため、スキルの有無を判断するために、資格は大きな判断材料になるためです。

逆に、Webエンジニアやアプリ開発等への転職時には、ポートフォリオがあることが当たり前のため、資格はあまり意味がないと思います。

合格後に思う最高効率の勉強方法・おすすめの参考書

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」を読んで問題も解く。
  2. わからないAWSサービスについて、blackbeltを読んで理解を深める。

おすすめの参考書

要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』

網羅度が高く、サービスの詳細な内容まで記載されているため、ベースとなる知識はこの一冊で得られると思います。

私もこのシリーズはSAA版から使用していますが、図も適度にあり読みやすいです。

2020年に発売された本であり、情報が少し古い部分があるため、blackbeltで補完しつつ読み進めると良いです。
⇒改訂版が出たため改善されているかと思います。

まとめ

AWS SCSについて
  • AWSの中で、セキュリティの専門知識を認定する資格である。
  • AWSを扱う実務において、セキュリティサービスを活用できる深い知識が得られる。
  • AWS認定は知名度が高く、クラウドエンジニアにおいて転職に有利である。
  • アソシエイトやプロフェッショナルの方が知名度が高いが、専門知識も取得することに価値はある。
合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」を読んで問題も解く。
  2. わからないAWSサービスについて、blackbeltを読んで理解を深める。

AWS SAAやSOAなどのアソシエイト資格をまだ取得していない方は、以下の記事をご覧ください。

今回はAWS SCSについて記載しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、プロフィールの連絡先からいただけると幸いです。

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