【1週間で合格】AWS DASの効率的な勉強方法とおすすめの参考書
この記事でわかること
  • AWS認定とは何か
  • AWS DASを取得するメリット
  • 合格後の私が勧める最高効率の勉強方法/おすすめの参考書

本記事は、AWS DAS(Data Analytics – Specialty)に1週間という短期間で資格取得した合格体験記であり、勉強方法も再現性があると考えております。AWS DASを取得したい方は参考にしていただけると幸いです。

短期間での合格は、勉強の効率という意味でも参考になると思います。

DAS取得前に、AWSを0から学びたい方はおすすめの参考書やUdemyを以下記事で紹介しております。
良ければこちらも参考にしていただければ幸いです。

DAS勉強時の私の知識

  • 業務でAWSは触っているものの、データ分析系のサービスを深く触ったことはない。
    • RedshiftやGlueなど、サービスが何をするものか程度は知っている。
  • AWSのプロフェッショナル資格(SAP/DOP)レベルの知識はある。
  • AWS MLSとPAS以外は合格済み

AWS認定とは何か

AWS認定とは、AmazonのクラウドサービスであるAWSの知識・技術力を認定する資格です。

AWS認定は12種類あります。(2023年7月現在)

AWS認定 公式ページから引用

DAS(Data Analytics – Specialty)は、AWSのデータ分析関連のスキルが問われる資格です。
本記事では、このDASについて記載していきます。

AWS DASの試験情報
  • 問題数・・・65問
  • 問題形式・・単一選択/複数選択
  • 試験時間・・180分
  • 受験料・・・30000円(税別)
  • 合格点・・・1000点満点中の750点(最低点は100点)
  • 合格率・・・非公開

難易度については、実務未経験でも2,3か月、アソシエイト資格を持っている方であれば2週間~1か月あれば取得できるレベルだと思います。

選択肢の問題については、スペシャリティ認定だけあって、ちゃんと理解していないと解けない問題が多いです。

DASは個人的に一番難しいと感じました。合格したものの点数も760点台とぎりぎりでした。

最適な勉強法については、反省点も踏まえた上で最適な勉強法を記載します。

AWS認定(スペシャリティ資格)の試験内容

AWS認定のスペシャリティ資格について、大まかな内容を以下に記載します。
私がまだ取得していないものがほとんどであり、あくまで調べた情報となります。

DASの詳細な試験範囲については、AWS DASのページをご参照ください。

AWS認定のスペシャリティ資格の試験概要
  • DBS・・・データベースの専門知識が求められる。サービスの数が少なく範囲が狭いがその分深く問われる。難易度は低め。
  • SCS・・・セキュリティサービスがメインであるものの、ネットワークやデータベースなども幅広く関わってくるため、範囲的には広い。問題文・選択肢の文章が長い。
  • ANS・・・ネットワークの専門知識が求められる。想定とずれた問題が多い印象かつ分野的に苦手な人が多いのかスペシャリティの中で最難関・プロフェッショナル並みに難しいと言われている。
  • DAS・・・データ分析の専門知識が求められる。AWSの知識にプラスして、データ分析の基礎知識が必要となる。個人的には最難関だった。
  • MLS・・・機械学習の専門知識が求められる。AWSの知識にプラスして、機械学習の基礎知識が必要となる。試験自体は難しくなかったが機械学習基礎の勉強がつまらなくてつらかった。
  • PAS・・・SAP on AWSと言うだけあって、SAPの知識が必要なちょっと特殊な試験な印象がある。ちなみにSAPとはSAP社が提供しているERP製品のこと(AWSプロフェッショナル資格のSAPとは別物)。一番対策しづらかった。

スペシャリティ資格のどれが一番有用とかは特にないと思います。
それぞれ必要となる分野の資格を持っていることで、AWS認定と言うこともあり一定の評価はされると思います。

アソシエイト資格をまだ持っていないのであれば、そちらを優先して取得することをおすすめします。
理由としては、AWSの全般的な知識が問われて汎用性が高いためです。

AWS DASを取得するメリット

AWS DASを取得するメリット
  • AWSはクラウドサービスの中でトップシェアであり、様々な場面で知識が有用である。
  • AWSを扱う実務において、活用できる知識が得られる。
  • 知名度が高く、転職に有利である。(実務未経験でも就職できる可能性あり)

転職時に有効活用できる資格や資格が役に立つ分野があると思いますが、インフラエンジニア/クラウドエンジニアでは、資格が有用でありAWS認定資格の取得はとても有効です。

理由として、インフラエンジニア/クラウドエンジニアはポートフォリオ(成果物)を準備することが難しく、準備している人も少ないため、スキルの有無を判断するために、資格は大きな判断材料になるためです。

逆に、Webエンジニアやアプリ開発等への転職時には、ポートフォリオがあることが当たり前のため、資格はあまり意味がないと思います。

エンジニアに資格は必要なのかについては、以下記事にまとめておりますので興味があればご覧ください。

合格後に思う最高効率の勉強方法・おすすめの参考書

合格後に思う最高効率の勉強方法

合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 データ分析-専門知識』」を1周流し読みする。
  2. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  3. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  4. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

おすすめの参考書

要点整理から攻略する『AWS認定 データ分析-専門知識』

2023年6月末にDAS特化の対策本が発売されました。

網羅度が高く、サービスの詳細な内容まで記載されているため、ベースとなる知識はこの一冊で得られると思います。

私もこのシリーズはSAAやSCS、ANSと使用していますが、図も適度にあり読みやすいです。

2023年7月時点で、DASの日本語の対策本はおそらくありません。

AWSではじめるデータレイク クラウドによる統合型データリポジトリ構築入門

データ分析の中で、データレイクとは何かというところに不安があったため、私はこの本も使用しました。

DASに特化したものでもなく、データレイクについての本のため、データレイクに理解のある方は使わなくても良いと思います。

おすすめの問題集

Tech Stock(WEB問題集で学習しよう)(旧通称:小岩)

Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」がおすすめです。

問題が試験問題にとても近く、同じような問題が出題されることもあります。
解説も丁寧に書かれており、1問1問理解しつつ進めることができます。

また、操作性も良く、スマホさえあればいつでも気軽に取り組めるところも良かったです。

デメリットとしては、有料であること(スペシャリティレベルは90日で5480円)ですが、効率を求める上では必要経費だと割り切った方が、個人的には良いと思います。

問題集での勉強時のアドバイス

問題集の1周目は半分程度も解けないと思います。

しかし、解説を読んで意味を理解した上で何度も繰り返していけば理解は出来ていくので心配しないで大丈夫です。
最初の1周目が一番辛いですが、そこを乗り切れば2周目以降は楽になります。

勉強慣れしている人であれば当たり前のことかとは思いますが、1,2周目で間違えた問題をメモしておいて、3周目では間違えた問題だけを解くようにすれば効率が良く苦手なところを学習することができます。

必要な勉強時間

勉強時間は受験勉強やどの資格においても気にする方が多いのですが、特に何時間とかはないです。

人によって元々の知識・得意な分野・暗記の得意不得意などがあるため、明確な時間はわかりようがないです。

強いて言うならば、上記記載した勉強法で問題集の内容を90%以上理解するまでの時間です。

勉強において、時間よりもゴールを意識した方が勉強効率も高くて良いと思います。

まとめ

AWS DASについて
  • AWSの中で、データ分析の専門知識を認定する資格である。
  • AWSを扱う実務において、データ分析系サービスを活用できる深い知識が得られる。
  • AWS認定は知名度が高く、クラウドエンジニアにおいて転職に有利である。
  • アソシエイトやプロフェッショナルの方が知名度が高いが、専門知識も取得することに価値はある。
合格後に思う最高効率の勉強方法
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 データ分析-専門知識』」を1周流し読みする。
  2. 問題集である「Tech Stock WEB問題集で学習しよう(旧通称:小岩)」を最新まで1周解く。
  3. 問題集で間違えた問題を何周も解いて、わからないところは①の参考書やblackbeltを読んで理解を繰り返す。
  4. 問題集で90%程度が理解出来ていれば試験を受ける。

AWS SAAやSOAなどのアソシエイト資格をまだ取得していない方、またはAWSを0から始めたい方は、以下の記事をご覧ください。

今回はAWS DASについて記載しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。