【エンジニア転職】ポートフォリオは必要か、何を作るべきか
この記事でわかること
  • (職種別)エンジニア転職にポートフォリオは必要なのか
  • ポートフォリオとして何を作るべきか
想定する読者の例
  • ポートフォリオで何を作るべきか悩んでいる方
  • 未経験からインフラエンジニアやその他エンジニアを目指したい方
  • エンジニア転職を考えている方

本記事では、エンジニア転職を考えている方向けに、エンジニア転職にポートフォリオは必要なのか、必要であれば何を作るべきなのかをまとめます。

未経験者を中心に、エンジニア転職に興味がある方は参考にしていただければ幸いです。

エンジニア転職にポートフォリオは必要か

早速本題について、自身の体験を踏まえて記載します。

エンジニアの職種にもよりますが、基本的には実務経験が最重要です。
これはどの企業でも揺るぐことはないかなと思います。

ただし、未経験者や実務経験が浅い方は、経験面でのアピールが難しいため、ポートフォリオがメインの判断要素となります。

そのため、担当するポジションにもよりますが、未経験者や実務経験が浅い方はポートフォリオが必須だと考えて問題ないです。

インフラエンジニアに関しては、インフラ技術単体だとポートフォリオが作りずらいこともあるため、資格が重要視されることもあります。

この詳細については、「エンジニアに資格は必要なのか」を以下記事にまとめていますので、興味があればご覧ください。

ポートフォリオとして何を作るべきか

当たり前ですが、何を作るべきかは明確には決まっていません。

自分が興味を持ったものやおもしろそうと感じるもの、あれば便利と感じるものなど、使う技術は希望の職種に寄せるものの、自分が作りたいものを作るのが基本です。

「何を作ればいいか思いつかない」という方もいるとは思いますが、こればかりは色々なサービスを使ってみて考えるしかないです。

例として、私が転職時にポートフォリオとして提出していたものの制作過程について、以下記事にまとめていますので、参考にご覧ください。

ちなみに、転職のポートフォリオのためでなく、使いたい技術があったことと興味があり作りたかったことが理由で制作したものです。

ポートフォリオのために作るのではなく、興味があり作ってみたものがポートフォリオになるイメージで始めましょう。

エンジニアは上位にいけばいくほど好きでやっている方が多いため、就職/転職のために作らなければならないという気持ちが強い方は、おそらくエンジニアとして長く続けていくのは辛いのかなと思います。

(とはいえ、多少は面倒に感じるぐらいでも良いと思います)

ポートフォリオとして制作するもの・それに対する評価

ここからはポートフォリオとして制作するものについて、大まかに紹介していきます。

これは企業やポジションごとの求めているスキルに大きく影響される部分であり、私が経験していない職種もあるため、あくまで参考程度にご覧ください。

全てのポートフォリオ制作に対して言える注意点は、参考書やスクールの課題等のコピーは作らず、自身のアイデアが入ったものを作ることです。

コピペで作ったポートフォリオは、制作背景やこだわった点、苦労した点などを面接で深掘りされた際にすぐにばれると思います。

Webサイト・ブログ

ブログ含むWebサイトについて、HTML・CSS・Vue・Reactなどを使って一から作成したということなら、フロントエンドエンジニアとして技術面での一定の評価はされると思います。

ただ、ブログであればWordpressのようなCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使うことが主流だと思います。

WordPressを使う場合はプログラミングをせずとも完結できるため、Wordpressを使えるアピールにはなるものの、技術面ではあまり評価されないと思います。

ブログは、積極的に発信活動をしているという面では評価されることは間違いありませんし、作って損はないと思います。

ブログを一から作るのが手間な方は、QiitaZennでの発信でも同様に評価されると思います。

Webサービス

フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアであれば、これを作るのが一般的かと思います。

Webサービスというと範囲が広く、制作物によって大きく異なりますが、一般的にフロント部分もサーバーサイドの処理部分も作ることになるため、サービスの全体像を理解して実装できることをアピールできます。

何の技術を使いたいかはすぐに決められると思いますが、何を作るかについては、身近にあったら便利なサービスや趣味や好きなものに絡めたサービスなど、自分で考えるしかないです。

自動化ツール(プログラミング言語を使うもの ※VBA等は除く)

インフラエンジニアに個人的におすすめしたいのが、自動化ツールです。

フロント部分や複雑なサーバ部分は実装する必要がなく、インフラ面のスキル+少しのプログラミングスキルで作れるものを考えやすいです。

ポートフォリオのためではありませんが、私自身も「HPのイベント情報をスクレイピングして更新情報があれば自動ツイートするツール」を制作して、ポートフォリオとして提示していました。

面接等での感触としては、まあまあ受けは良かったのかなと思いました。
(私は実務経験がある状態でしたが)

技術的には、インフラ部分をAWS、IaCとしてTerraform、ツール部分はPythonで制作しました。

制作したツールについて、興味があれば以下記事をご覧ください。

スマホアプリ

※あまり詳しくないため参考程度でお願いします。

スマホアプリ系のエンジニアであれば、当然ですがスマホアプリを作るのが一般的だと思います。

Androidエンジニア・iOSエンジニア、マルチプラットフォームのエンジニアなど、スマホアプリとはいえ、職種が分かれていることが多いため、それを踏まえて技術選定をすると良いです。

ゲーム

※特に毛色が異なり、あまり詳しくないため参考程度でお願いします。

ゲーム系のエンジニアであれば、当然ですが進みたいジャンルのゲームを作るのが一般的だと思います。

ゲーム系のエンジニアを志望する人は、UnityやUnrealEngineなどを使って、複数のゲームを作っていることが普通だと思います。

私も個人でノベルゲーム制作をしてリリースしましたが、Unityを使わずティラノスクリプトで制作したため、技術的には評価されないレベルだと思います。

もしノベルゲーム制作に興味がある方は、私が個人制作した際の話をまとめておりますので、参考にご覧ください。

最後に

今回は「エンジニア転職にポートフォリオは必要か、何を作るべきか」について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。

「エンジニアに資格は必要なのか」やインフラエンジニアとして必要なスキル、また私がポートフォリオとして提示していたものの制作過程を知りたい方は、以下記事もご覧ください。